「じゃあさ、うちに遊びに来るときは娘ちゃんだけを連れておいで。
お祭りとかたくさんあるしさ。あの場所に行くときには、必ず娘ちゃんとだけだよって。
娘ちゃんにとって、特別な場所を作ってあげようよ。」

この作戦が功を奏し、「お母さんは~」と言う事はなくなりました。
(前編はこちら)

 

また、娘を連れて仕事に行く機会も増やしました。
土日のイベントなどは必ず連れて行くように。これがまた結構な戦力なんです。
この事が娘にとっては更に良かったようで、たまに嫌な顔をしながらも、「頼られる」喜びを感じているようでした。

 

ある日、イベントから帰り、一息つくと娘が近寄ってきました。

 

「お母さん!!」

 

いつもより強い口調です。
うわ!手伝いばっかりさせて!って言われるのか!?と身構えた次の瞬間。

 

 

「もー!お母さんばっかり名刺交換してずるい!!私の名刺も作ってよ!!」

 

 

ずっこけました(笑)
そーくるか!!!あなた、そう来ますか!!!!
見ると娘も笑っています。

 

後日、お望み通り作りました。
株式会社のぎす こども営業部長 の肩書で。

 

そして、吉○の女将(古いなー)よろしく、名刺交換の度に横から「ささやく」私。
「(株)のぎすの○○です。よろしくお願い致します、やで!自分の名刺は下から渡す!」

子どもが名刺持って近づいてきたら、大抵の大人の方は好意的です。
みなさん「おとな」です(笑)

名刺交換をさせて頂く度に、大人に近づいたようで得意げな娘。
見ているだけで、親として恥ずかしいやら面白いやら。

 

そんな娘は今10歳。
今日から5年生です。
将来の夢は「のぎすの跡を継ぐ事」。
「お母さんの跡を継いで、障害のある子とない子をつなげる、こどもまつりを続けていきたいです。」
そんな作文を読まれた1/2成人式(4年生最後の参観)。
タオルで顔を隠して泣く私。
周りのお母さん方が「泣け泣け」と言わんばかりに「うんうん」と頷いてくださっていたことが、本当に有難かったです。

 

安心するのはまだ早い。そう、娘はまだ10歳。
これから反抗期もやってくると思います。
その時には、どんな風に切り抜けようか、今から作戦を練り練り中。
そして、折を見ては「お母さんさー、娘ちゃんのお母さんで良かったー。ほんまに。」
と本人に伝えています。

 

「自分は間違いなく愛されている」

 

根底にそれがあるだけで、きっと強く生きていける。
そう、信じています。